かなころ
3Dフォントという可能性を見出した作品です。球に日本語のひらがなを投影する事で見る角度によって全くことなる表情をもつ文字になっています。
TOKYO DESIGNERS WEEK 2014 ASIA AWARD学校作品展 学生賞 グランプリ作品
TOKYO DESIGN WEEK in MILANO 2015 招待作品
Autodesk University LASVEGAS 2015招待作品Autodesk Sanfransisco Gallery 4年間収蔵作品
TOKYO DESIGN WEEK in MILANO 2015 招待作品
Autodesk University LASVEGAS 2015招待作品Autodesk Sanfransisco Gallery 4年間収蔵作品
creator
Mizobe Yohei
Kameoka Ruri

かなころは、手に取り、探りながら読む事で、今までの文字とは全く違う体験をあたえます。球体に文字を投影する際、文字の書き始めと書き終わりがつながる一筆書きになるように文字を投影しています。そうすることで従来の文字らしさを残し、文字の認識率を高めています。

立体感で「文字の質」を変える
文字には「質」があります。同じ文字でも、書かれた文字の形や色などの「質」の違いによって異なる伝わり方をします。技術の発展により大量の文字が消費、均質化され「質」は失われいます。文字は壁や石板に掘ることから始まりました。掘られた文字は立体的であり、本来文字の質は立体感に宿っていると考えました。そこで、新たな文字の概念を考える時、文字の厚さや立体感による「質」の表現に着目した。

1本の線でつながる
文字の筆順は、文字を一本の線で繋がっているように書くことから考えられています。球体に投影すると立体でありながら一本で繋がる事に気づきました。

かなころは3Dプリンタを使用して制作しています。複雑な形状を効率よく作成するためだけではなく、フォントとしてかなころを現実で使用できるからです。3Dフォントを作ることで豊かな文字文化を育むんで行きたいと思います。